日本禁煙科学会では、日本の禁煙の一層の推進と今後の活動における協同に資することを目的として、2021年より、禁煙教育の禁煙教育の領域において多大な功績をあげた個人または団体を顕彰する「禁煙教育推進賞」を授与することとし、本賞の副称を「畑中孝之賞」と致しました。このページは、日本の子どもたちの禁煙教育に大きく貢献された畑中孝之についてご紹介しています。
なお、畑中孝之は2020年8月19日に逝去されました。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
畑中孝之氏について
【歩み】
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「たばこ問題を考える会・和歌山」元代表世話人
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重喫煙者でしたが、喉頭がんで声帯切除を受けたのち、積極的に禁煙教育にたずさわりました。
- 奈良県下北山村出身。父親の仕事の関係で熊野川町(現・新宮市)にて育ち、中学卒業後は大阪に就職し、結婚後は和歌山市に移り住みました。就職後周囲のタバコにつられて喫煙を開始し、一日50本のベビースモーカーとなり、52歳の時に喉頭がんにより声帯を摘出して声を失いました。
- 2003年、和歌山県で日本で最初の県単位の学校敷地内禁煙化が実施された際に、医療者が中心となって学校へ出向いて子どもたちの喫煙防止のための出前講座を行なう「禁煙教育ボランティアの会」が結成され、畑中氏もこれに参加ました。
- 以後17年にわたり延べ約4万2千人以上の子どもたちに「自分のような思いをしないで」と伝え続け、その活動はNHKはじめ多くのメデイアにても報じられましたた。2020年8月19日逝去。
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なお小学校での出前講座での録音と当日の子どもたちの感想は、日本禁煙科学会ホームページ禁煙トピックスに収録しています。
【資料】
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◇畑中孝之さん禁煙行脚の足跡(PDF)
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pdf(7600k)/>
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◇畑中さんのお話の様子(録音)
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mp4(6997k)/wmv(3841k)
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◇畑中さんのお話をお聞きした子どもたちの感想文(PDF)
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pdf(153k)