健康増進法が改正され、屋内喫煙室は撤去が望ましいとされましたが、実際には「受動喫煙を生じない」という条件つきで屋内喫煙室が残る可能性が濃厚になってきました。
熱流体シミュレーションの専門家で、全国の数万件におよぶ気流シミュレーションを手掛けてこられ、台風21号の突風のシミュレーション分析などでメデイア出演も多い 阪田升氏(環境シミュレーション)に、熱流体シミュレーションの基本原理から受動喫煙のシミュレーションへの応用まで、レクチャーを伺います。
阪田升氏は屋内喫煙室からの人体移動に伴う受動喫煙の熱流体シミュレーションを、日本で初めて手掛けられました。熱流体シミュレーションでは、空気の流れの可視化とともに、予測も可能ですので、 健康増進法で求められている「受動喫煙を生じない」喫煙室かどうかを設計段階で示すことができるようになります。
また健康増進法改正に関連して「タバコの煙は上に上がるので、2階部分は特別な工事を施行しなくても喫煙室とみなす」(フロア禁煙)との見解が出されていますが、これに関しても、熱流体力学の見地からみて、この見解が適切かどうかもお示しいただきます。
受動喫煙防止と熱流体シミュレーションという、日本で初めてのコラボによる研究成果を見ていただく機会です。ぜひおいでください。なお午前10時から午後4時までの第249回全国禁煙アドバイザー育成講習会の一部として開催するものですが、市民公開講座だけの参加は無料です。
◆申込フォーム: https://form.os7.biz/f/7c55185d/ ◆申込期限:2月14日(木) ※第249回全国禁煙アドバイザー育成講習会参加の方は申込みの必要はありません。