来る１１月１５日(土）１６日(日）に聖路加看護大学にて開催されます第３回日本禁煙科学会（会長　日野原重明・聖路加国際病院理事長）の魅力的なプログラムの数々を、順次紹介してまいります。

　　【北山敏和先生の講演】
　　　　１１月１６日（日）１３：００〜１４：００　メーンホール
　　　　教育講演２　「価値」と「励まし」を喫煙防止教育の核に
　　　　北山敏和　元和歌山県教育委員会
　　　　座長：中州庸子　静岡県立がんセンター

　少し前にkkで、とても意義深い討議がかわされましたね。これでもか、これでもかと悲惨な写真を見せたがる医療者。受ける側にとって本当に必要なものは何かを知るとこの授業方法が医療者にありがちな自己満足であったと気づきます。

　私もふくめ、医療者が提供してきた従来型の喫煙防止教育は、おおいに反省の時期に入っているといえましょう。反省は、発展の基盤です。

　学校の教職者は教育のプロです。プロでもない医療者が自分たちの思いだけで構築した授業の時代は過ぎました。禁煙についての話ならどんな内容でも感謝される、という時代から子どもたちのニーズとレデイネスをきちんと踏まえた良質な授業の時代へ。教育講演２で、謙遜に、プロの声に耳を傾けたいと思います。

　同時に、北山先生は数々のユニークな授業を生み出してこられた先生です。楽しく、視覚に訴えて子どもたちの心を動かす授業をぜひこの機会にご覧ください。なお北山先生のアイデアになる授業方法の一部は、 禁煙マラソンhpの資料集にて紹介しています。（「ある商品」など）