平成19年11月18日

【第2回総会アナウンス】歯科シンポジウムのお知らせ   【JASCS通信】2007/11/18配信

会員各位

 【JASCS通信】にて配信された【第2回総会アナウンス】を公開します。

日本禁煙科学会 事務局

日本禁煙科学会会員の皆様

 松本歯科大学の王教授、福岡歯科大学の埴岡教授によるレクチャーに加え奈良県歯科医師会長による医師会の役割、そして禁煙支援の実際を神戸で開業する藤木先生と高木先生に話題提供をお願いしています。

 このシンポジウムが歯科における禁煙支援の普及に大きく役立つことを願っています。

日本禁煙科学会【シンポジウム 4 歯科】 

12月2日(日) 10:15 -11:45

奈良県新公会堂2階 第4会議室

テーマ  「歯科医療における禁煙の潮流」

座長 王 宝禮(松本歯科大学歯科薬理学・大学院口腔内科学・教授)

要  旨:
 多くの歯科医師・歯科衛生士は、口腔内の状況を見るとき、歯、そして軟組織を視診の際、必ずといっていいほど、歯面・歯肉の色などから喫煙の有無を知ることができる。また、歯学部の6年間の医学教育の中では、解剖学に始まり、専門医師による内科、外科、眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科などの講義カリキュラムに精密に組まれている。口腔と全身疾患の関係は歯学教育において最重要項目である。一方、タバコは口腔内の二大疾患であるう蝕・歯周病のリスクファクターとして科学的に解明されている。多くの歯科診療室では、禁煙すれば歯周病になりにくくなり、健康な身体作りになると指導している。 

 また、歯科における禁煙治療の促進は、生活習慣病であるう蝕・歯周病および口腔癌などの口腔疾患の予防につながり、将来的に医療費削減にもつながる。以上からも、歯科における禁煙指導の充実は健康増進に有益である。このような背景から、日本禁煙科学会歯科分科会としては、歯科医師・歯科衛生士が国民に対する健康増進のためタバコに対する人の病態解明と禁煙指導、ならびに歯科医師・歯科衛生士の禁煙指導教育の充実を行うことを目的としている。


文書名:日本禁煙科学会からのお知らせ等
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