【JASCS通信】にて配信された【第2回総会アナウンス】を公開します。
牟田@福岡です
12/2 AM9:00-11:45に開催予定の小児科分科会について,下記案内を配信させていただきます.皆様ふるってご参加ください.
■分科会名:小児科分科会 ■分科会テーマ:「こどもたちをタバコから守る」 ■コーディネータ:野田隆 (のだ小児科),牟田広実 (福智町立方城診療所) ■話題提供者: 「乳児健診での禁煙支援」宮地佐和子 (宮地クリニック) 「保護者の禁煙指導の重要性を痛感した失敗談」鈴木修一 (独立行政法人国立病院機構下志津病院) 「小児科診療所でもできる禁煙支援外来」田草雄一 (ぽよぽよクリニック) 「親への禁煙支援」 佐久間秀人 (佐久間内科小児科医院) 「学校禁煙化への体制作り」 高田修 (たかだこども医院) 「未成年への禁煙支援」 松田淳 (明和会中通総合病院)
■要旨: 子どもたちは,タバコの最大の被害者であるといえます.また,子どもたちは生活を共にする人たちのタバコの被害を受けている点で,他の受動喫煙被害者と大きく異なっています. つまり,自分の力ではタバコから逃れられない存在です.喫煙問題は周りにいる大人の力で何とかしなければいけない問題です.そのため,統一テーマを「子どもたちをタバコから守る」としました.
小児科は若い親たちが子どもを連れて訪れます.この親たちは喫煙率が最も高い年代層であり,かつ自分の病気ではなかなか医療機関を訪れることが少ない方達です.また,妊娠・出産・子育てを通じて,禁煙意欲の高まる時期に接点を持っている診療科であるともいえます.
喫煙防止には,最初の1本を吸わせないということが大事です.その目的達成には子どもの周りの環境を無煙化することが肝要です.
分科会1は,「子どもの周りを無煙環境に!!!」をサブテーマにして,子どもの成長発達にあわせて,乳児健診,幼児期,学童期,思春期のそれぞれの時期での親への禁煙支援や,児への禁煙支援について実践上の問題点やうまくいった試みなどをシンポジウム形式で報告していただきます.また,学校医として学校敷地内禁煙化に向けてどう取り組むかについても報告していただいて,子どもに関わる人が問題を共有していただく場を提供したいと思っています.
分科会1は自由に出入り可能ですので,興味があるものだけでもかまいませんので,多くの方の御来場をお待ちしております.
分科会2は,「明日からもっとうまくなる小児科での禁煙支援」をテーマに,ロールプレイや傾聴についてのワークを通じて,実践的な学びを計画しています.集中して討議して成果を出すという性格上,時間中会場はクローズドにさせていただきます.そのため,分科会2に参加を希望される方は,11/25までにqze05346@nifty.comまでご連絡ください.事前アンケートを含め,連絡はすべてe-mailで行います.よろしくお願いいたします.