平成18年5月29日

日本禁煙科学会の設立について

報道各社様
日本禁煙科学会理事長
吉田 修(奈良県立医大学長)

 健康への悪影響とその対策が世界的な課題となっている喫煙問題について、幅広い分野にわたる研究と、社会還元を実現するため、「日本禁煙科学会」を設立いたしました。
 広く国民の皆様に対し、本学会の目指す活動につきまして、ご理解ご支援をいただきたく、よろしくお願いのほど申し上げます。

 たばこによる死者は世界で年間500万人に上ると言われ、なかでも日本人男性の喫煙率は先進国なかでも際だって高く、若い世代の喫煙率の増加も指摘され、禁煙は国民の健康作り対策の柱となっています。

 日本禁煙科学会は、こういった社会状況を踏まえ、医療・行政・教育・研究などあらゆる分野の方が手を携え、禁煙の研究と普及に取り組むもので、学会活動を通じ、タバコの害のないクリーンな環境と健康な社会づくりに貢献することを目指します。

 去る5月27日に京都大学にて禁煙科学の確立に関する会議を開催し、医療分野のみならず経済、社会、教育など各分野にわたる82人のみなさまのご賛同を得て、吉田修(奈良県立医大学長)を学会理事長として本日29日をもって学会を発足する運びになりました。

 本年12月17日には第1回学術総会を、京都大学時計台記念ホールおよび芝蘭会館稲盛ホール等において開催する予定です。学会長は中原俊隆京都大学大学院医学研究科教授がつとめます。

学会の詳細は、ホームページ(http://jascs.jp/)にて掲載しています。ご周知方、よろしくお願い申し上げます。

  理事長 吉田 修 奈良県立医科大学 学長
  副理事長 中原俊隆 京都大学大学院医学研究科 教授
  副理事長・事務局長 高橋裕子 奈良女子大学保健管理センター教授


第一回 日本禁煙科学会 学術総会のお知らせ(2006.05.29)

文書名:日本禁煙科学会からのお知らせ等
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